最近のこと

こんにちは!
塾長の倉岡です。

新学期が始まりましたね。
去年は忙しくてHPの更新をめちゃくちゃさぼっていたので
感じたことや思ったことなど書いていきたいと思います!

オンライン授業を通じて気づいたこと

昨年度に関して、実はオンラインで沖縄から北海道まで50人程度の指導を行いました。その中ですごく感じたことが、学力の差です。

例えば鹿児島の偏差値50の生徒と東京の偏差値50の生徒では、圧倒的な学力の差を感じました。東京の生徒で、偏差値50ぐらいと言われて授業をしてみますが、鹿児島だったら余裕で偏差値55は超えているような印象を受けました。

というか、一般的な偏差値50をイメージしたら東京の学力の方が近いとは思うのですが。。鹿児島だと偏差値50と言われても、びっくりするぐらい少数や分数の計算ができない子もいるので本当に驚きます(私はもう慣れましたが)

東京の偏差値50の生徒の授業をすると、基本的な計算はしっかりとできていたりするので逆に驚いちゃいます(笑)

また、受験に対する意識・意気込みも全然違います。
(あくまで傾向の話ですが)

鹿児島の生徒でも、やる気のある生徒はものすごく頑張ってくれますが、それでも東京の生徒と比べたら全然違うと言いますか。。

鹿児島の場合だと受験生でも土日に遊びに行ったりゲームをしたりする生徒って普通だと思うんですよね。しかし東京の生徒にそういう話をすると信じられないといったような反応が返ってきます。

あと個人的に面白かった話をすると、受験シーズンになると鹿児島でも東京でも一定数の生徒が学校に来なくなる現象が起きます。なぜ学校に来なくなると思いますか?

鹿児島の場合、学校に来なくなるのは学力の低い生徒です。完全に学校の授業についていけなくなり、受験の雰囲気から逃げるように学校に行かなくなるのです。

東京の場合、学校に来なくなるのは学力の高い生徒です。完全に学校の授業は理解できているので、自宅で自分で勉強をしたりオンライン授業を受けて受験に向けて対策を行うのです。

本当に別の世界のようで驚きます。

このことから言いたいこととして、別に東京が凄くて鹿児島が悪いとかではなく、それだけ環境が違うということを理解しておいた方がいいということです。

関東圏の生徒たちは、受験に受かったと報告する際に大体泣きながら報告をしてくれました。これは保護者も同様です。

鹿児島の生徒は、今年に関して言えば保護者も含め一人も泣いている人はいませんでした。とても嬉しそうに報告してくれて何も悪いことはないのですが。

そのくらい、受験に対して熱量が違うのです。

この事実を踏まえたうえで、何を学ぶことが生徒本人にとって幸せなのかを考えていく必要があります。

最も効率の良い考え方としては、将来の目標を決めて逆算して何が必要なのかを考えていくことですが、将来の目標が決まっている生徒なんてほとんどいません。

そのことを踏まえた場合、私個人の考えとしては鹿児島で学ぶ大事なことは最低限の学力と、人間性だと思うのです。

最低限の学力とは、基本的な計算ができる・文章をちゃんと読んで理解することができるといったレベルのことです。

人間性とは、やらなければいけないことはちゃんとやる・他人様に迷惑をかけないといったレベルのことです。

思いやりをもって、誠実な人間になればたとえ将来鹿児島を出ることになってもそうそう困ることはないでしょう。鹿児島にいるからこそ学力にこだわらず、人としての成長に重きを置くのはアリなんじゃないかなと思ったところでした。

他にもたくさん書きたいことあったのですが、長くなったのでまた気が向いたら書きたいと思います(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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