ピアノを習うメリット・デメリット

こんにちは!塾長の倉岡です。

今回はピアノを習うことのメリット・デメリットについて話をしたいと思います。

最近は悲し・・・ いや、ありがたいことに塾生ではなく

ピアノの生徒ばかり増えてきて

レッスンをするなかで

私自身いろいろなことを思うようになったので

整理も兼ねて話していきたいと思います。

ちなみに対象は小学生です。

大人の方が習うのとは話が違ってくるのであしからず。

ピアノを習うメリット

私自身、小学1年生の頃からピアノを習っていて

習っていてよかったと感じることは

①頭をたくさん使うので、地頭がよくなった。

②忍耐力が付いた。

③ピアノがあればどこでも楽しい。

ってところかなと思います。

圧倒的に③のメリットが大きいのですが、

①に関しては、全然勉強しなかった割に成績はいつも上位でしたし

実際自分の周りのピアノを習っている人(ある程度上手な人)で

頭の悪い人を見たことがなかったので

間違いなく言えることではないかと私は思っています。

②に関しては、弾けない自分が嫌すぎたり弾きたい気持ちが強すぎたりすると

1日中ピアノと向き合っていたり、

涙を流しながら地味な指の練習を毎日1時間とかやっていたので

メンタル的にはかなり鍛えられたのではないかと思います。

中学生ぐらいになるとこういう経験をしているかどうかっていう差が

性格面でも勉強面でも顕著に出てくるので

ピアノに限らず部活や習い事っていうのはなにかしらやって

“一生懸命に取り組む”ということは早めに経験したほうが絶対いいとは思います。

・・・

と、書きましたがここまでは私自身が経験したことです。

ここからはここ半年、ピアノのレッスンをしていく中で感じた

ピアノを習うメリットの話をしたいと思います。

1番大きいメリットは、【集中力が身につく】ということです。

小学1年生の生徒の話ですが、

最初は10分とイスに座ってられない落ち着きのない生徒でした。

何度もレッスンを中断しては好きなことをやらせていたのですが、

1カ月、2カ月・・・と経つにつれ徐々にイスから立つこともなくなり

半年たった今では(今は小学2年生)イスから立つことはほぼ無くなりました。

1時間しっかりピアノと向き合って練習することができるようになりました。

実際ピアノの腕も、家にピアノはないのに信じられないぐらい上がったし

楽譜も読めるようになって私自身びっくりしていますが

1番はずっとイスに座っていられるようになったことにびっくりしています。

実際最初の頃は、もう無理!いやだ!弾けない!とネガティブなことを

散々言っていましたが、

今となってはそういったことも言わなくなりました。

小学校でもほとんど毎日面倒を見ている生徒なので分かるのですが、

嫌なことがあったらすぐ泣いていたのに

最近はほとんど泣くことはなくなりましたし、

落ち着きもあって頼りがいのある生徒になりました。

すべてがピアノによる成長とはもちろん言えないと思いますが

半年でここまで成長するのは本当にすごいと思っています。

学力に関しては見ていないので全く変化は分からないですが、

間違いなく成長していると思います。

・・・

この生徒に関しては大成功の例ですが、

ある別の生徒は1分とじっとしていられず

性格も自分中心にしか考えられませんでした。

もともと別の場所でピアノを習っていたのですが

教えて欲しいと連絡が来てレッスンをすることになりました。

しかし初回のレッスンで以前の先生のやり方が違いすぎて癇癪を起こしたり

あまりにわがまま過ぎたので指導は今後できませんとお断りしました。

まず思ったこととしては指導をする先生でこんなにも変わるのかということです。

私自身ピアノ自体は全然へたくそなので、指導に関しても最初はあまり自信はありませんでした。

しかし最近はいろんな生徒が上手になってきているのを感じるし、

人間的にも成長しているのをすごく感じるので自信がついてきました。

具体的に以前の先生と私のやり方で何が違ったのかというと、

覚えて弾くのか、楽譜を見ながら弾くのかの違いです。

私自身、初見で弾くのはとても苦手で

小さい頃は完全に覚えて弾いていたように思います。

それが今となってはとても後悔しているので

なるべく自分で譜面を読んで、楽譜を見ながら弾けるように

私は今練習をさせています。

今考えると、すごく上手な人たち(楽譜を見てスラスラ弾ける人たち)は

最初からそういう指導を受けていたのではないかと思います。

私もちゃんと指導を受けたことがないのでわかりませんが・・・

とにかく今は、私はそういう指導をしています。

そしてこの断った生徒に関しては

集団でなにかをする習い事をしたほうがいいと思いますと強く勧めました。

自分中心な考えてしまう原因としては

①甘やかされ過ぎ

②集団で何かをする経験がない

の2点が絶対あると思うからです。

今は周りのお友達も優しいから学校にも行けてると思いますが、

周りの子供たちが成長してくると今のままだと確実に嫌がられるし

特に異性の友達からいじめられる可能性が非常に高く

将来不登校になってしまうかどうかがとても心配であることを話しました。

一刻も早く集団の生活の中で、怒られる経験・自分の思い通りにならない経験・友達から注意される経験を通じて成長しないといけないと思うのです。

最初の段階で仲良くなることができれば

私もレッスンの中で怒ったりしながら指導を続けることはできたと思うのですが

仲良くなれなかった場合、怒ったところでなにも心には響かないし

むしろマイナスに働く可能性も高いのでしょうがなかったと思います。

こういうケースの場合、本当は集団でできるようなリトミックなどできればいいのですが、今後の課題ですね。。。

あとは、最初からじっと座って練習できる子もそれなりにいますが

そういう子たちはいかにピアノを好きになってもらうかが課題だと思っています。

私自身小さい頃はピアノの練習は大嫌いで、

いつも辞めたいと思っていましたが

本当にもったいなかったなと思います。

そんな気持ちで練習しても絶対成長は遅くなってしまうからです。

せめて自分の生徒に関してはそういうことにならないように

楽しく一緒に成長できたらと思って指導を心がけています。

実際に今何人か指導をしていますが、

半年後、1年後が非常に楽しみです。

・・・

結局何を言いたいのかよくわからなくなってしまいましたが、

1番伝えたいこととしては

ピアノすげー!!

ってことです笑

ちなみにピアノを習うデメリットですが、

そんなものはありません。

うまくいこうが、いくまいが、その経験は絶対にプラスに働くはずです。

しいて言うなら先生の当たり外れはあると思います。

どういう指導をしているのか、

どういう風に子供が成長しているのを感じるか、

をよく見極めて習わせたほうがいいのではないかと思います。

私も生徒を見て、自分が教えても意味ないなと思ったらお断りしています。

これはピアノに限らずですね。

ちょっと長くなりすぎてしまいましたが、ここまでにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

倉岡

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